内申点って、中学生になると出てくるよくわからない言葉ですね。
今回はこの内申点とは何なのか。またその重要性について解説します。
内申点とは学校の成績のこと。
ずばり、学期の終わりにもらう通知表の事です。
数学が4だとか、体育が3だとか書いてある成績表の事ですね。
中学生は9教科(英数国理社・技術家庭科、体育、音楽、美術)に分かれています。
最大は、9教科×5点=45点となっています。
めっちゃ大事なので、このあとに受験の情報と絡めて説明します。
受験でどう大切なのか
公立高校の場合
公立高校では、この内申点が入試得点として加算され合否の判定に使われます。
都立高校の場合、当日のテスト点と内申点を7対3の割合で換算されます。
つまり、合否を分ける点数のうち30%も占めているわけです。
これが0点の場合と満点の場合では大きな差が生まれることが分かりますね?
私立高校の場合
私立高校では、学校によって内申点の考え方が様々です。
主に、学校の偏差値帯によって変わります。
偏差値~50代後半の私立高校の場合
滑り止めとして受ける方が多いこの偏差値帯では、内申点がとても重要です。
学校ごとに設定した数値が異なるのですが、その基準を満たした成績を持った生徒は優遇して合格をもらえることが多いです。
たとえば、内申点が36点(オール4)の生徒さんは、入試点に30点加算しますよのような形です。
あくまで例ですので、高校によって様々です。
この30点がとても大切で、これだけで合格できる確率がほぼ100%に近づきます。
(これは私立高校入試の闇の部分なので詳しい説明は割愛させてください。)
つまり、滑り止めを考えた場合、この基準点に満たす内申点を確保することが大切なのです。
偏差値60~台以上の私立高校の場合
偏差値帯が高い高校は上記のような優遇処置を受けらる高校はほとんどありません。
しかし、上位帯の高校は内申点の下限が設定されていることが多いです。
例えば、内申点36以下の生徒さんを受けられませんといった具合です。
学校の先生や塾の先生と相談しよう。
私立高校の基準点は非公表です。また、細かい数値は9月以降に設定されます。
これは中学校の先生や塾の先生のみが知る、極秘の情報です。
気になる高校がありましたら、ぜひ相談しましょう。
秋以降は内申点を照らし合わせて、志望校を設定しますよ。
まとめ
内申点とは、
- 学校の通知表の成績である。
- 入試に大きな影響を与える数値である
という事が伝わったでしょうか。
この内申点ですが、急に上がることはありません。
早めの対策をして、志望校合格に一歩でも近づける対策をしましょう。
では、本日の授業はここまでです。
何度も読み返して、復習しておいてくださいね。
コメント